Topics 新着情報

ウレタン塗装とは?メリット・デメリットと適した用途を解説 

身近な家具や建材、そしてかつては外壁など、様々な場面で利用されている塗装。
その中でも「ウレタン塗装」という言葉を耳にする機会があるかもしれません。
木材の質感を活かしつつ、表面を保護する塗料は、私たちの暮らしを快適に、そして美しく保つために重要な役割を果たしています。
今回は、このウレタン塗装について、その基本的な仕組みから特性、そしてどのような場面で活用されているのかを探っていきましょう。

ウレタン塗装とは?

ウレタン樹脂で塗膜を作る

ウレタン塗装とは、その名の通り、「ウレタン塗料」を用いて行われる塗装のことです。
塗料は、顔料や樹脂、添加剤などで構成されていますが、ウレタン塗料では、この「樹脂」の部分にウレタン樹脂が使用されています。
このウレタン樹脂が塗膜となり、塗装面の表面を覆うことで、様々な性能を発揮します。
ポリオールを主成分とするものや、アクリルポリオールを主成分とするアクリルウレタン塗料など、ウレタン樹脂にも種類が存在します。

汎用性の高い塗料である

ウレタン塗料は、その特性から、かつては外壁塗装の分野でも広く採用されていました。
現在では、より耐久性の高い塗料が主流となっていますが、木製の家具や建材など、私たちの身の回りの製品の多くで、その表面を保護するために利用されています。
木材の質感を活かしながら、表面に硬く、そして美しい塗膜を作ることができるため、汎用性の高い塗料として現在でも親しまれています。

ウレタン塗装の特性と用途

メリットとデメリットを比較する

ウレタン塗装には、その特性からいくつかのメリットとデメリットがあります。

メリットとしては、まず、ウレタン樹脂の柔軟性から、様々な素材に対して高い密着性が得られる点が挙げられます。
伸縮性のある木材にも適しており、表面に形成される塗膜は、汚れやシミ、水濡れに強く、傷もつきにくいという特性を持っています。
また、光沢の調整や色の選択肢が広いことも特徴で、クリア仕上げによって木材本来の風合いを活かすことも可能です。

一方、デメリットとしては、他の塗料と比較した場合の耐久性が挙げられます。
特に外壁塗装においては、シリコン塗料などに比べて塗り替えの頻度が高くなる傾向があります。
家具用途では、木材の内部に浸透して保護するオイル塗装と異なり、表面をコーティングするため、木材の質感を直接感じにくいと感じる方もいるかもしれません。
また、経年劣化による塗膜の剥がれが発生した場合、再塗装には専門的な技術や設備が必要になることもあります。

適した用途とそうでない用途がある

ウレタン塗装は、その特性を活かせる用途と、そうでない用途があります。
家具や建材、内装の木製部分など、日常的に触れる機会の多いものの表面保護としては、その耐水性や耐汚染性、そして仕上げの美しさから適しています。
近年では、抗菌剤を配合した「抗菌ウレタン塗装」も開発され、テーブルやカウンター、ドア枠などの衛生面が気になる箇所への応用も進んでいます。

一方で、外壁塗装においては、耐久性を最優先する場合には、シリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料といった、より高耐久な塗料が選ばれることが多くなっています。
しかし、初期費用を抑えたい場合や、雨樋などの付帯部分の塗装、あるいは比較的短期間での住み替えを予定している場合など、用途や予算によってはウレタン塗装が選択されることもあります。

まとめ

ウレタン塗装は、ウレタン樹脂を主成分とした塗料で塗膜を形成する塗装方法です。
木材など様々な素材に高い密着性を示し、汚れや水、傷に強いというメリットがある一方、他の塗料と比較すると耐久性が劣る、表面コーティングのため木材の質感を損なう場合があるといった側面も持ち合わせています。
家具や建材など、日常的に使用するものの表面保護には適していますが、外壁塗装においては、耐久性を重視する場合は他の塗料が選ばれる傾向にあります。
用途や予算、求める性能に応じて、最適な塗装方法を選択することが重要です。