窯業系サイディングの種類とは?デザインや機能で選ぶポイントを解説
外壁は、住まいの顔としてだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る重要な役割を担っています。
数ある外壁材の中でも、日本の住宅で広く採用されているのが窯業系サイディングです。
その人気の高さは、デザインの豊富さや機能性、そしてコストパフォーマンスのバランスにあると言えるでしょう。
しかし、一口に窯業系サイディングと言っても、その種類は多岐にわたります。
今回は、窯業系サイディングの種類について、デザイン、機能、商品群といった側面からご紹介します。
窯業系サイディングの種類とは?
デザインで選ぶ種類
窯業系サイディングは、外観の印象を大きく左右するデザインの選択肢が非常に豊富であることが特徴です。
木目調、レンガ調、石積調、タイル調など、まるで本物のような質感とデザインが揃っており、住まいのテイストに合わせて理想の外観を実現しやすくなっています。
シンプルなフラットパネルから、立体感のある意匠まで、幅広いバリエーションから選ぶことができます。
機能で選ぶ種類
デザイン性だけでなく、機能面でも様々な種類があります。
例えば、ニチハのプラチナコート30やプラチナコートハイパーコートといった特殊な塗料を採用した製品は、紫外線による色あせや塗膜のひび割れに強く、美しさが長持ちするため、メンテナンスの頻度を減らす効果が期待できます。
また、耐火性や耐震性に優れた製品も多く、安全性を高める機能も備えています。
シリーズで分かれる商品群
メーカー各社からは、特定の性能やデザインコンセプトに特化した様々なシリーズや商品群が展開されています。
例えば、ニチハでは、超高耐候塗料を使用した「PREMIUMSERIES」や、メンテナンスコスト削減と美観を両立した「Fu-ge(フーガ)」、革新的な内外壁材「COOL(クール)」など、多彩なラインナップがあります。
これらのシリーズによって、耐久性、意匠性、機能性などが異なり、建築のニーズに応じた選択肢が提供されています。
窯業系サイディングの種類ごとの違いとは?
デザインや質感の選択肢
窯業系サイディングの最大の魅力の一つは、そのデザインと質感の選択肢の広さです。
700種類以上とも言われる豊富なラインナップを持つメーカーもあり、リアルな石積調、温かみのある木目調、重厚なレンガ調、洗練されたタイル調など、あらゆるテイストに対応できます。
近年の技術進歩により、光の当たり具合で表情が変わるものや、凹凸感のある立体的な質感を持つものなど、より多様な表現が可能になっています。
複数のデザインを組み合わせることで、オリジナリティあふれる外観を作り出すこともできます。
耐火性や耐久性の性能差
製品によって、耐火性や耐久性の性能には違いが見られます。
耐火等級で高い性能を持つ製品は、万が一の火災時にも燃え広がりにくいという安心感があります。
耐久性に関しては、使用されている塗料が大きく影響します。
例えば、ニチハのプラチナコートシリーズは、約30年相当の耐候性を持つとされ、色あせやチョーキング(塗膜の劣化で粉状になる現象)を抑制し、長期にわたって美しい外観を保ちます。
また、汚れに対する耐性(マイクロガードなど)も製品によって異なり、メンテナンスのしやすさに繋がります。
メンテナンスの必要性
窯業系サイディングは、基材自体に防水性がないため、表面の塗装やシーリング材によって防水機能を保っています。
そのため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
塗膜が劣化すると雨水が浸入しやすくなり、建材の劣化を早める可能性があります。
また、ボード間の目地に使われるシーリング材も経年劣化するため、ひび割れや剥がれが生じるとそこから雨水が浸入する恐れがあります。
一般的に、7〜10年ごとの点検や、必要に応じた塗装の塗り替え、シーリングの打ち替えといったメンテナンスが推奨されています。
ただし、高性能な塗料を使用した製品は、メンテナンスのインターバルを長くできる場合があります。
まとめ
外壁材として日本の住宅で広く採用されている窯業系サイディングは、デザイン、機能、コストパフォーマンスのバランスに優れています。
木目調やレンガ調といった豊富なデザインから、耐久性や耐火性に優れた機能を持つものまで、多種多様な製品が展開されています。
一方で、基材に防水性がないため、美観や建物の保護のためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
この記事でご紹介した種類や違いを参考に、ご自宅の外観イメージや長期的なメンテナンス計画に合った最適な窯業系サイディング選びにお役立てください。
