Topics 新着情報

雨漏りするトタン屋根・コーキングで応急処置する方法と注意点 

トタン屋根からの雨漏り、本当に困りますよね。
せっかくの雨の日も、天井からポタポタと水が落ちてきたら、気分も滅入ります。
そんな時、まずは自分で何とかしたいと思うのは当然のことでしょう。

今回は、トタン屋根の雨漏り原因と、コーキングを使った応急処置の方法をご紹介します。
DIYでできる範囲と、専門家への依頼が必要なケースについても触れていきますので、ぜひ最後までお読みください。

トタン屋根の雨漏り原因

トタン屋根の雨漏りは、様々な原因が考えられます。
最も多いのは、経年劣化によるサビです。
トタンは鉄板に亜鉛メッキを施したもので、塗膜で保護されていますが、長年の風雨や紫外線で塗膜とメッキが剥がれ、サビが発生します。
サビは屋根に穴を開け、雨漏りの原因となります。

他にも、強風による屋根材のめくれや剥がれ、棟板金のズレや剥がれなどが雨漏りを引き起こします。
棟板金は屋根の頂上部分を覆う板金で、これが剥がれると雨水が浸入しやすくなります。

また、外壁の劣化や破損から雨水が浸入し、屋根裏に漏水するケースもあります。
さらに、経年劣化によるシーリング材の劣化やひび割れも雨漏りの原因となります。

コーキングによる応急処置

1:雨漏り発見時の緊急対処法

雨漏りが発生したら、まず雨水の浸入経路を特定することが重要です。
雨漏りの場所だけでなく、その原因となる箇所を特定しなければ、根本的な解決にはなりません。
雨漏りの場所を特定するために、雨の日に屋根裏に上がって確認するのも有効です。

ただし、高所作業は危険を伴うため、十分に注意が必要です。
まずは、雨漏りの箇所にバケツや洗面器などを置いて、雨水を一時的に集めるなどの応急処置を行いましょう。
また、ブルーシートなどを用いて雨水の浸入を防ぐことも有効です。

2:トタン雨漏りコーキングDIY手順

コーキングによる応急処置は、雨漏りを一時的に止める効果はありますが、根本的な解決にはなりません。
作業前に必要な道具を揃えましょう。
コーキング材、コーキングガン、ヘラ、マスキングテープ、プライマー(下地材)、カッター、刷毛、そして掃除道具です。

まず、雨漏り箇所の古いコーキング材をカッターで丁寧に除去します。
次に、周囲をマスキングテープで養生し、プライマーを塗布します。
プライマーはコーキング材の密着性を高めるために必要です。
プライマーが乾燥したら、コーキング材を充填し、ヘラで綺麗に仕上げます。
完全に乾燥するまで、数時間から数日かかります。

3:コーキング剤の種類と選び方

コーキング剤には、シリコン系、変成シリコン系、ウレタン系、アクリル系、ポリサルファイド系など様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。

シリコン系は耐水性・耐熱性に優れ、水回りなどに適しています。
変成シリコン系は耐久性が高く、外壁や屋根などにも使用できます。
ウレタン系は弾力性に優れ、ひび割れ補修などに適しています。
アクリル系は安価ですが耐久性が低い傾向があります。
ポリサルファイド系は耐久性が高いですが、臭いが強いため注意が必要です。

トタン屋根の雨漏りには、耐久性と耐候性に優れた変成シリコン系やポリサルファイド系が適していることが多いです。
使用する場所や状況に合わせて適切な種類を選びましょう。

4:コーキングDIYの注意点

DIYでのコーキングはあくまでも応急処置です。
高所作業は危険を伴うため、十分な安全対策が必要です。
一人で作業せず、必ず複数人で作業しましょう。
安全帯やヘルメットを着用し、十分な注意を払って作業してください。

また、コーキング材の選定を間違えると、効果が薄かったり、逆に雨漏りを悪化させる可能性もあります。
自信がない場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。

まとめ

トタン屋根の雨漏りは、サビや風雨による損傷が主な原因です。
コーキングによるDIY修理は応急処置として有効ですが、高所作業の危険性や、根本的な解決にならない点に注意が必要です。
雨漏りが続く場合や原因が不明な場合は、専門業者への依頼が安心です。

雨漏りは放置すると建物への被害が拡大する可能性があるため、早めの対応が大切です。
適切な対処法を選択し、快適な住環境を取り戻しましょう。