外壁屋根塗装の同時施工とは?メリット・デメリットと費用相場
戸建て住宅の外壁や屋根、いつまでも美しく保ちたいものです。
しかし、塗装の必要性や、外壁と屋根の同時施工のメリット・デメリット、費用や工事の流れなど、わからないことだらけで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット・デメリット、費用、工事の流れ、そしてそれぞれの塗装の種類や選び方、業者選びのポイントなど、戸建て住宅のオーナーさんが知りたい情報を分かりやすくご紹介します。
外壁塗装と屋根同時施工のメリット・デメリット
同時施工のメリット
1:費用を抑える効果
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと、足場を1回で済ませられるため、足場費用を節約できます。
足場費用は全体の費用に占める割合が大きいため、費用を抑える上で大きなメリットとなります。
2:工期短縮のメリット
外壁と屋根を同時に塗装することで、工期を短縮できます。
別々に施工する場合と比べて、工程が効率化されるため、生活への影響を最小限に抑えることができます。
3:色選びの自由度向上
外壁と屋根を同時に塗装するなら、色の組み合わせを自由に選ぶことができます。
家の外観をトータルでデザインし、理想の住まいを実現できます。
同時施工のデメリット
1:高額な初期費用
同時施工は、外壁と屋根の費用をまとめて支払うことになるため、初期費用が高額になります。
予算に余裕がない場合は、分割での支払いを検討するなど、計画的な資金準備が必要です。
2:工事期間が長くなる可能性
外壁と屋根を同時に施工する場合は、それぞれの面積や劣化状況によっては、工期が長くなる可能性があります。
外壁塗装と屋根塗装それぞれの注意点
1:外壁塗装の種類と選び方
外壁塗装には、アクリル、シリコン、フッ素、無機など様々な種類があります。
それぞれ耐久性や価格が異なるため、予算や家の状況、好みに合わせて適切な種類を選びましょう。
2:屋根塗装の種類と選び方
屋根塗装も外壁塗装と同様に、様々な種類があります。
屋根材の種類や劣化状況、予算などを考慮して、最適な塗料を選びましょう。
特にコロニアル屋根の場合は、高圧洗浄によるダメージに注意が必要です。
3:外壁塗装の時期と寿命
外壁塗装の寿命は、使用する塗料の種類や環境によって異なりますが、一般的には7~10年と言われています。
ひび割れや色あせなどが目立ちはじめたら、塗装を検討しましょう。
4:屋根塗装の時期と寿命
屋根塗装の寿命は、外壁塗装よりも短く、5~7年程度です。
雨漏りの原因となる可能性もあるため、定期的な点検が必要です。
5:見積書の確認方法と注意点
見積書には、工事内容、材料費、人件費、その他諸費用などが明確に記載されているか確認しましょう。
不明な点があれば、業者に質問し、納得してから契約しましょう。
まとめ
外壁塗装と屋根塗装は、同時施工することで費用や工期を抑えられるメリットがありますが、高額な初期費用が必要となるデメリットもあります。
それぞれの塗装の種類や選び方、業者選びのポイントを理解し、家の状況や予算に合わせて最適な方法を選択しましょう。
屋根のメンテナンスでは、雨漏りリスクの高い棟板金の点検・修理を優先的に検討することも重要です。
塗装は長持ちさせるための定期的なメンテナンスであることを忘れずに、最適な計画を立てましょう。
特に屋根は、外壁よりも劣化が早く、雨漏りに直結する可能性が高い部位であるため、注意が必要です。