塩ビ鋼板とは?現場での見分け方を解説します!
家の建設やリフォームを検討している方にとって、建材選びは非常に重要な問題です。
建材の選択は、耐久性やメンテナンス、デザインの面で大きな違いを生むことがあります。
そこで今回は、塩ビ鋼板の特性や見分け方、および塗装の注意点について解説します。
□塩ビ鋼板とは?
塩ビ鋼板は、海岸地域の屋根や外装材として使われることがあり、耐ガス性や耐薬品性に優れ、玄関扉から住宅設備機器、電気機器に至るまで幅広い用途に使用されます。
特に、特殊フィルムにグラビア印刷を施し、厚膜塗装で表面をエンボス加工した塩ビ鋼板は、デザイン性と耐久性を兼ね備えています。
過去には塗膜ふくれやはがれの問題が指摘されましたが、長時間の塩水噴霧試験や15年の保証制度により、現在ではその心配も大幅に減少しています。
*メンテナンスについて
塩ビ鋼板の塗替え時期は、約15〜20年とされています。
劣化の主な症状にはサビや変色、変形、塗膜の剥離や変退色などがあります。
塗り替え工程では、プライマーを塗布してからサビ止め剤を塗り、最後に耐久性の高い塗料で仕上げることが一般的です。
適切な塗り替えが行われない場合、塗膜剥離や塗膜汚染が始まるため、専門業者への依頼がおすすめです。
□塩ビ鋼板の見分け方と塗装の注意点
塩ビ鋼板は、その耐久性とデザイン性から幅広い分野で使用されていますが、実際にそれを扱う際にはいくつかのポイントに注意する必要があります。
*塩ビ鋼板の見分け方
塩ビ鋼板を見分ける一番のポイントは、表面の感触です。
具体的には、表面を軽く爪で押してみると、軟質塩ビ鋼板はその厚みから若干の柔らかさが感じられることが多いです。
また、最近では、レザーのような細かい模様が加工されている軟質塩ビ鋼板が普及しており、これらの模様も見分ける上での大きな手がかりになります。
さらに、特有の光沢や色合いも、塩ビ鋼板ならではの特徴として挙げられます。
*塗装の注意点
塩ビ鋼板に含まれる可塑剤は、塗装した建築塗料と混ざり易く、塗膜に容易に移行して軟化、溶解させる原因となります。
その結果、塗装後にねばねばとした粘着性(タック)が発生することがあり、これは塗料が乾燥していないのではなく、塗装面に粘着性が出ることによるものです。
この問題を回避するためには、塩ビ鋼板専用の塗料を使用するか、可塑剤の影響を受けにくい塗料を選択する必要があります。
塗料を選ぶ際には、塩ビ鋼板専用または互換性のある塗料を選ぶことが重要です。
一般的な建築塗料では、可塑剤の影響で塗膜が正しく形成されない可能性があります。
また、塗り替えの際は、下地処理としてプライマーを塗布し、塗料の密着を良くする工程を忘れずに行いましょう。
塗装におけるトラブルを避けるためにも、専門知識を持った業者に相談することをおすすめします。
特に、可塑剤の影響に詳しい当社のような業者であれば、適切な塗料の選定や塗装方法について的確なアドバイスが得られるはずです。
塗り替えを行う際には、専門業者に依頼することで、長期にわたって美しい仕上がりを保てますよ。
□まとめ
塩ビ鋼板は、耐久性やデザイン性に優れた建材として幅広い用途に利用できます。
しかし、適切なメンテナンスや塗り替え、塗装時の注意が必要です。
本記事で紹介した塩ビ鋼板の特性を理解し、見分け方や塗装の注意点を把握することで、最適な材料選びに役立ててくださいね。
